
腕時計および宝飾品向けレーザー装置
ムーブメント、ベゼル、クラウン、ハウジングの高品質で耐久性のあるレーザー彫刻。
- 腕時計および宝飾品業界におけるトレーサビリティとカスタマイズ性
- レーザー彫刻およびレーザーマーキングで完璧な品質を実現
- 共通部品の迅速で簡単な柔軟設計
- 精密彫刻、ストラクチャリング、カット、穴あけ、清掃、フロスティングなど
- 個別品から量産品まで対応するレーザー装置
- 製造業者、腕時計ブランド、その部品供給業者、特殊システムの製造業者およびインテグレーター向け
時計および宝飾品用途に適したレーザー装置の概要
腕時計の構成部品 | 用途 | レーザー装置 |
ケース | 裏蓋、リューズ、ベゼル | SpeedMarker、 InMarker |
文字盤 | 文字盤、針 / インデックス | SpeedMarker |
ムーブメント | プレート、振動錘 | SpeedMarker |
ブレスレット | 腕時計のストラップ、ジュエリーブレスレット、クラスプ機構 | SpeedMarker、Speedy |
工具関係 | 工具、組み立て補助具、ワーク搬送台 | SpeedMarker、U300 |
パッケージング | 箱、ケース、インレイ | InMarker、Speedy |
プロトタイピング / トレーニングワークショップ | 時計のムーブメントやその他の部品(例:デザイン検討用など) | Speedy |
販売店/宝石店 | 製品のパーソナライズ、販促物(POS)、看板 C18 | SpeedMarker、Speedy |
鉄道部品および車両に最適なレーザー装置はどれですか?
コンパクトな統合レーザーによるレーザーラベリング

InMarker シリーズの高出力(最大200 ワット)産業用レーザー彫刻機を、生産ライン、ロボットセル、または生産施設に導入することで、短いサイクルタイムで正確なマーキングを実現できます。

腕時計および宝飾品製造向けのカスタマイズ対応レーザーソリューション
当社のカスタマイズサービスでは、お客様の生産要件に合わせてレーザー装置を調整し、すべての腕時計用部品への対応を可能にします。以下は、カスタマイズオプションの一部です:
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カメラソリューション
トロテックのVTTL (Vision Thru The Lens) カメラを使用することで、プロセスの信頼性を向上します。外側の輪郭(外周など)と検出対象物(穴の位置など)を全自動で検出し、ワークピースに対する彫刻やマーキングの内容を高精度で合わせることが可能です。オートフォーカス機能との併用により、高精度で焦点の高さ(Z軸距離)を判定することができます。
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ソフトウェアによるカスタマイズ
レーザー加工の作業工程をSpeedMarkで設定できるため、お客様の作業工程にぴったり合わせることが可能です。当社のGalvoコンピテンスセンターのソフトウェア専門家が、この設定に加え、複雑な加工やERP連携のサポートも行います。
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製品のハンドリング
パレタイジング、ロボットによる搬送、治具の使用、円筒形部品への彫刻など、お客様のニーズに応じて自動化または部分的な自動化を組み込むカスタマイズが可能です。
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特殊用途向けレーザー光源
当社のトロテック・レーザー装置は、お客様のご要望に応じたカスタマイズが可能で、ファイバーレーザーやCO₂レーザーに加えて、他の種類のレーザー光源を装備することもできます。素材の特性や加工の条件、サイクルタイムに応じて、UVレーザー、PICOレーザー、FEMTOレーザーをご用意しています。
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腕時計用ケースへのレーザーマーキング
腕時計用ケースは現在、ステンレススチール(316L / 904L)、チタン(グレード2または5)、カーボン、そしてイエローゴールド、レッドゴールド、ホワイトゴールドなどの、さまざまな高品質素材で作られています。最も高級なモデルにはプラチナも使用されています。ニッチな市場では木材も使用されています。レーザー技術は、ケースの中央部、ベゼル、裏蓋などの半製品に、精密かつ耐久性のある仕上げを施すのに最適な方法です。彫刻可能なもの:
- セキュリティ番号およびシリアル番号
- ブランドのロゴおよび技術情報
- 装飾的な要素および模様
- QRコードやマイクロ文字などの小さな彫刻
レーザー加工なら、ケースがどのような形状であっても(丸型、楕円形、角型、長方形、トノー型、クッション型などでも)、デザインや機能を柔軟に適用することができます。その結果、美しさと機能性が見事に融合した、目を引くディテールが実現します。
腕時計および宝飾品製造業と小売業を変革するレーザーの用途

文字盤、針、インデックスへのレーザー彫刻
文字盤、針、インデックスにロゴ、マーキング、繊細な模様などを、加工が難しい素材や繊細な素材にも高精度に仕上げることができます。レーザー技術は、従来の製造に比べて、機械加工では難しい(不可能な)複雑な形状や微細なディテールも実現可能です。対応素材も幅広く、貴金属、真鍮、セラミック、真珠層、七宝、樹脂など、ほとんどすべての素材に対し高品質かつ永久的な彫刻が可能です。サプライヤーは、メーカーのデザインやブランド仕様に合わせて、半製品を正確に、非接触で、再現性高く仕上げることができます。

尾錠&バックルへのレーザーソリューション
ミラネーゼ、ゴム、皮革ストラップ、バックルなどに、従来の型押しやホットスタンプの代わりに、メーカーのロゴやカスタムグラフィック、非接触式に文字のレーザー彫刻を施すことができます。
ブレスレット、ネックレス、リングなどの宝飾品を素早く簡単にパーソナライズできるため、小売店である宝石店などでも広く活用されています。トロテック・レーザー装置では、コンパクトな卓上機から生産ラインへの組み込み型、さらにはカスタム対応まで、あらゆるニーズに応じた機種をご用意しています。

治具や固定具へのレーザー彫刻およびカット加工
時計ブランドやその部品サプライヤーにおける治具や固定具の製作において、効率の向上や作業の安全性、盗難防止などに役立つさまざまな用途があります。たとえば、時計製造用の工具や組み立て用の補助具へのマーキング、工具を収納するためのインサート(発泡材など)の切断、さらに機械や部屋、建物などに使用する警告表示や案内表示、銘板の切断や彫刻などが挙げられます。

時計および宝飾品のレーザーパッケージングソリューション
カット、穴あけ、スコアリングなど、形も材料も自由に選ぶことができます。これにより、お客様のパッケージを単なるダイカットボックスから進化させることができます。また、インサート材もレーザー加工が可能です。最も一般的に使用される素材には、ボール紙、プラスチック、木材などがあります。標準的な箱やカスタム箱のカット加工に加え、レーザー彫刻で簡単にパーソナライズすることもできます。

腕時計向けのレーザープロトタイピング
ラピッドプロトタイピングや研修の場では、試作品や単品が制作されることがよくあります。レーザー技術は、これらの作業に最適です。たとえば、木材やアクリル材を使えば、10分の1スケールの腕時計の駆動部分を、素早く、安全に、簡単に制作することができます。これは、3Dプリンターなど他の技術と比較するとその優位性を実感することができます。
腕時計および宝飾品向けレーザー加工の一例:
- アニーリングマーキング – 色付きデザインに最適(例:ブルーイング処理済みの針など)
- 深彫り – (レリーフ彫刻)特に腕時計の裏蓋に使われ、触感のある仕上がりが人気
- 精密彫刻 – セキュリティ番号、ロゴ、製品仕様(防 水性など)のマーキングに使用される
- フロスティング加工 – 非常に精密で、サンドブラスト加工よりも速く、低コスト
- ストラクチャリング – 非接触技術で、限られた小さなスペースにも微細な形状の加工が可能
- 装飾加工 – 2.5Dや3D彫刻で、印象的な効果を造る
- ペルラージュ - 雲のような丸い模様(真珠模様)の装飾
- 艶消し加工 - 文字盤に反射防止の効果を持たせるための加工
- カーボナイジング – レーザーでプラスチックや一部の塗料に含まれる色素を変化させ、表面を傷つけずに色を変える技術 穴あけ加工 – パッケージやブレスレットに便利な加工方式。皮革、木材、ボール紙などの天然素材の装飾や後加工の準備に使用されます
レーザー技術の用途は、原子時計、自動巻き時計、クロノメーター、パイロットウォッチ、電波時計、木製時計、キネティック時計、レピーヌウォッチ、機械式時計、軍用時計、オフィサーズウォッチ、アウトドア用時計、振り子時計、クオーツ時計、サボネットウォッチ、セーリングウォッチ、スケルトンウォッチ、スマートウォッチ、スポーツウォッチ、懐中時計、ダイバーズウォッチ、ヨットタイマーなど、多岐にわたります。