レーザー加工機によるガラス彫刻は可能か?
Glass etching machine : depending on the laser machine’s accessories, you can easily process mugs, crystal products, wine glasses or beer tankards. For this purpose, the conical shapes are clamped in a rotary engraving attachment.

ガラス製品に彫刻を施す仕組み
ガラス製品を加工する場合、その過程で、レーザービームによって非常に高温になることで、材料が蒸発します。レーザービームは小さな領域に大量のエネルギーを放出するため、鮮明な彫刻が可能です。例えば、ロゴや名前、花模様などが人気です。
ガラス彫刻の方法
ガラスにデザインや模様を彫刻するには主に以下のような方法があります:
- レーザー彫刻またはレーザーエッチング(レーザー機器を使用)
- サンドブラスト
サンドブラストとレーザーによるガラスエッチングの違いと適した用途
サンドブラストのメリットは、広範囲の模様、ロゴ、デザイン、マット加工を均一に施せる点です。ただし、サンドブラストの場合、加工をしない箇所にはフィルムを貼り付けて覆う必要があり、加工後には剥がすといった手間が発生します。
レーザー加工機は、比較的簡単に操作できます。加工に使用するモチーフをデジタルデータで準備し、専用ソフトウェアを使って加工機に転送します。あとはレーザー加工機を起動するだけで、わずか数分でガラスに美しく彫刻を施すことができます。レーザービームにより、繊細でユニークかつ複雑なデザインも短時間で再現可能です。これこそが、レーザーエッチングの最大の特長であり、従来のサンドブラスト加工よりも選ばれるケースが増えています。
レーザー加工機でアイデアを製品に!
レーザー加工機を使用し、ワインボトルやドリンクボトル、花瓶などの円形で空洞のあるガラス製品に、オリジナルのデザインや写真、メッセージなどの文字を施し、特別な贈り物を制作することができます。アイデアは無限大です。トロテックでは、さまざまなDIY用のマニュアルやデザインをご用意しておりますので、ぜひご活用ください。

お客さまの導入事例
アメリカ・ニューハンプシャー州を拠点とするギフトやオリジナル製品の受託製造業者であるIntegrity Laser社は、幅広い市場セグメントで事業を展開し、米国全土の大規模顧客から、単品をご注文の個人のお客さままで、幅広いニーズに対応しています。
特に、オリジナルグッズ製作に新規参入をお考えの小規模の企業からの受注が多くなっています。また、同社は、地元のクラフトマーケットでオリジナル製品を販売するショップもオープンしました。
ロータリーアタッチメントの使用により処理能力が向上し、ガラス製品の加工がより迅速に行えるようになりました。また、同社のジェフ・ムスター氏は、トロテックのレーザー加工機の大きな特長のひとつとして、「InPackテクノロジー™」を挙げています。この技術は、システムの重要な部品を堅牢な筐体で保護し、塵や汚れの侵入を防ぐことで、メンテナンスの頻度を大幅に低減。製品寿命の延長と加工品質の安定につながります。特に粉塵の多いガラス加工の現場では、スタートアップや新規事業展開をお考えのお客さまにとって非常に大きな価値をもたらします。
また、レーザー加工機は、ガラスだけでなくさまざまな材料に刻印・ラベリング・マーキングが可能なレーザーマシンなので、多用途に対応できるため、製品ラインナップの拡充や新たな顧客層の開拓にもつながる、戦略的な設備投資といえます。
ガラス彫刻用レーザー加工機の価格について
出力の範囲(30ワットから120ワット)や、加工エリアのサイズなど、さまざまなレーザー彫刻機を取り揃えております。ご購入にあたっては、加工用途やニーズをに合わせて最適な仕様のレーザー機をお選びください。
ガラス彫刻に最適なレーザー加工機とは?
ガラス彫刻用にレーザー加工機を導入する場合は、ローターリーアタッチメントの併用がおすすめです。円錐形のグラスなど、さまざまな形状のガラス製品をスピーディに加工することが可能になります。
トロテックでは、SpeedyシリーズおよびSP500レーザー加工機向けのロータリーアタッチメントを提供しています。