JobControl ソフトウェア

レーザー加工機専用のソフトウェア

JobControl®(ジョブコントロール)は、トロテックが独自に開発したレーザー加工機専用の出力ドライバーソフトウェアです。

ユーザーの操作性を追求し、高品質なレーザー加工を簡単にできる便利な機能が多彩に搭載されています。

対応機種  

※上記モデルの標準装備です。

加工データ(ジョブ)を速く簡単に処理

JobControl®(ジョブコントロール)は、出力ドライバー機能付きのレーザーソフトウェアです。グラフィックソフト(CorelDraw、Illustrator、CAD*、 InkScapeなど)で作図したデザインをグラフィックソフトの「印刷」コマンドから直接JobControl®へ出力し、加工データとして「ジョブ」を生成します。生成されたジョブはJobControl®のジョブリストに保存され、JobControl®のPC操作画面にドラッグ&ドロップして、パラメーター等を設定したらレーザー加工をスタートできます。

*CADソフトウェアによって対応していない場合もあります。

ヘッドの位置と加工エリアの画面表示

JobControl®の操作では、レーザー加工機のヘッド位置と加工エリアがPCの操作画面に表示されます。したがって、加工したいジョブをPC画面に表示して、希望の位置から加工できるように移動できます。さらにプレビュー機能、位置合わせに使うマーカーやガイドなど、レーザー加工に便利な機能を数多く装備しています。JobControl®は、レーザー加工の利便性と生産性を向上することができるツールです。

JobControlの役割

レーザー加工を開始するまでの主な作業フローは、次の3ステップです。

【ステップ 1】 【ステップ 2】 【ステップ 3】
デザイン 印刷 レーザー加工
グラフィックソフトウェア(CorelDRAW、Illustrator、CAD*など)でデザイン JobControl®へのデータ出力 JobControl®でパラメーターを設定、材料の設置と焦点距離の位置決めをして、レーザー加工開始

 *CADソフトウェアによって対応していない場合もあります。

JobControl®(ジョブコントロール)は、ステップ2「印刷」と、ステップ3の「レーザー加工」で使用します。

ステップ2の工程では、グラフィックソフトの印刷からJobControl®へデザインデータを出力して、JobControl®で使用する「ジョブ」を生成します。

ステップ 3で、JobControl®の画面上に「ジョブ」を配置し、レーザーヘッドの位置と「ジョブ」の加工位置を合わせます。次にJobControl®の「材料テンプレート」を表示して、レーザー加工の種類(カットや彫刻)、レーザー出力(パワー)、スピード、周波数(PPI/Hz)などのパラメーター設定を行います。

※JobControl®には、 3 種類のバージョンがあります。フル機能に対応した「エキスパート」の他に、「ベーシック」と「アドバンス」をご用意しています。

JobControl®の特長

ジョブの繰り返し

同じジョブを繰り返して加工できるように、パラメーター設定 (パワー、スピード、発振周波数、加工の種類など) を保存できます。この機能によって、セットアップ時間を短縮でき、加工が失敗するリスクを減らすことができます。

ジョブの透過

選択したデザインが正しくデータ出力されているか、サイズは合っているかなど、プレビュー機能でデザインを確認できます。この機能によって、材料の浪費を防ぐことができます。

ジョブリスト

グラフィックソフトから出力したデータは、JobControl®の「ジョブ」として「ジョブリスト」に保存されます。保存の際は、ジョブに名前を付けて、効率良くに管理することができます。さらにジョブの名前、日付、加工の種類、解像度毎にソートできます。

双方向通信

レーザー加工機の本体とJobControl® は、接続ボタンを押すと双方向の通信状態になります。これによって、ジョブ(加工するデータ)がワーク(加工される材料)のどこからスタートしてどこで終わるのかが分かります。

ガイド

ジョブを配置するために位置決め用のガイドを設定できます。これにより、常に決められた位置からジョブをスタートすることができます。

ジョブの回転とコピー

ジョブを簡単に回転および複製することができます。この機能によって、材料の並べ方(縦/横)および枚数に合わせて、ジョブを配置することができます。

マーカー

位置決めに便利な機能です。マーカーにジョブが磁石のように吸着するので、マーカーを使うとジョブのテンプレートを簡単に作成できます。また作成したテンプレートを保存すれば、繰り返しの作業に使用できます。

※この機能の詳細は、JobControlの「フリーポジション&マーカー」機能をご覧ください。

処理時間の表示(タイムカリキュレーター)

材料テンプレートでパラメーター設定したカットや彫刻の処理時間を計算し、一つのジョブにかかるレーザー加工の合計時間を表示します。カラー毎の各加工の処理時間もわかります。この機能によって、効率よくマシンを稼働することができ、作業工程の管理やスケジュールの作成に役立ちます。レーザー加工に要する時間を算出することで、確実に生産性を向上できます。

フォトの最適化

特殊な設定により、高解像度のイメージ、または写真を最適に彫刻することができます。

高度なジオメトリ

円や曲線のカットに対して、円弧のアルゴリズムで演算し加工します。それによって、滑らかな断面に仕上がります。

パラメーター設定の「材料データベース」

JobControl®には、材料毎にパラメーターを設定管理できる「材料テンプレート」機能があります。基本的な材料のパラメーターは、プレインストール済みです。そのパラメーターをカスタマイズしたり、新しい材料のパラメーターを新規作成して保存することができます。また、一つのジョブの加工条件を、カラー別に区分して16種類の設定ができます。

カラーマッピングを使った設定

グラフィックソフトでデザインに色分けしたトロテックカラーの16色によって、材料データベースのパラメーターを設定することができます。つまり、色毎に加工の種類(彫刻/カット)、スピード、レーザー出力、周波数、繰り返しの回数、Zオセットなどのパラメーターを定義することができます。

※トロテックのカラーパレット(16色)を予めCorelDRAWやIllustratorに埋め込こんで、グラフィックソフトのデザインに加工種類の16色をカラーリングすることができます。

  • Z‐Offset
    材料テンプレートの「Z‐Offset」で、Z軸のオフセットの値を0.01mm単位で入力できます。Z‐Offsetを設定すると、加工中に加工テーブルが数値通りに自動で上下しますので、焦点位置が異なる加工に便利です。
  • 繰り返し(Pass)
    同じ加工の回数を入力できる「パス」機能。これによって、色別に繰り返しの加工が設定できます。2度彫りなど、クオリティの高い彫刻を施した商品を製作できます。
  • アドバンスのリンク機能
    切った材料が抜け落ちないように、カット線の途中にカットしない部分を定義することができます。これによって、板材の交換がスピーディに効率良く行えます。

上記の機能は、材料データベースで一度に設定できるので、作業工程の追加がなくワンステップで実行できます。

パラメータ-のインポートとエクスポート

バックアップコピーを作成したり、他のPCで使用するために、材料パラメーターを簡単にインポートおよびエクスポートできます。

レーザーパラメータをインポートする方法
レーザーパラメータをエクスポートする方法

管理者モード

管理者は個々の材料グループまたは材料データベース全体をロックすることができます。その結果、大切なパラメーター値の消失を防ぐことができます。


より便利で、より使いやすいJob Control®の追加ツール

Job Control® Vision

ヘッド部に搭載した小型カメラが、印刷された「レジストレーションマーク」を自動で読み取り、正確にアウトラインをカットできるシステムです。

Job Control® Cut

カットプロセスに特化した機能。グラフィックソフトウェアを使用しなくても、JobControl® Cutでカットラインの編集や最適化を行うことができます。

Job Control® iOSアプリ

iPhoneやiPadにインストールして、リモートでレーザー加工機を操作できるアプリです。