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有限会社エムコーポレーション

人気アニメやスポーツクラブのアクリルグッズなどを製作している有限会社エムコーポレーション様は、2004 年にトロテックのレーザー加工機を導入し、現在は「Speedy」シリーズを計10台使用しています。中でも大ロットのOEM生産で活躍しているのが「Speedy 400」。導入の経緯や現場での使用方法について、代表取締役の増永祐哉様にお話を伺いました。

用途

アニメやスポーツのアクリルグッズ製作

所在地

大阪

レーザー加工機

Speedy 300、Speedy 360、Speedy 400

「Speedyシリーズ」計10台でアクリルグッズを製作

有限会社エムコーポレーションは、1995年にサイン・看板・銘板の加工を行う会社として創業しました。創業当初は、400㎜角のアクリル板などを使い、1枚から1つの商品を製作するスタイルが中心でした。加工には当時、他社製のレーザー加工機を使用していましたが、データ配置の設定が不便で、加工に使われない部分が多く端材として残ってしまうことが課題でした。

そうした中で出会ったのが、トロテック社のレーザー加工機「Speedy 2」です。データの位置決めや配列が簡単に行える点に魅力を感じ、アクリル板の無駄を減らせると判断して、すぐに導入を決めたといいます。これがトロテック製品との最初の出会いでした。

その後、2019年頃からは人気アニメのアクリルグッズに関する案件が急増。それに対応するため、Speedyシリーズの導入をさらに進めました。スタッフがSpeedyシリーズの操作に慣れていたことや、機械トラブルがほとんどなく安定して稼働していたことから、他社製機器の導入は検討しなかったそうです。

現在では、「Speedy 300」3台、「Speedy 360」3台、「Speedy 400」4台の、合計10台を保有し、安定した生産体制を構築しています。

人気アニメのOEM 商品を「Speedy 400」で大量生産

現在、有限会社エムコーポレーションの主力事業は、サインや看板に代わり、アニメやプロスポーツクラブなどのコンテンツに関連したアクリルグッズのOEM製作となっています。現在は10〜20タイトルのコンテンツを取り扱い、アクリルキーホルダーやアクリルスタンドの製作が中心です。

大量生産において活躍しているのが「Speedy 400」です。アニメ関連の案件では、「アクキー5万個を2週間で」といった短納期の依頼も珍しくありません。さらに、納期は変わらずロット数だけが追加されることも多くあります。そうした中でも柔軟に対応できているのは、Speedy 400の加工スピードと広い加工エリアによるものです。1枚のアクリル板に約50個の絵柄を並べることができ、1日あたり2,000~3,000個のキーホルダーを生産しています。

同社ではUVプリンター7台とアームロボを導入し、プリント工程を自動化。朝出勤するとプリント済みのアクリル板が準備されており、あとはレーザーでカットするだけという効率的な生産体制を整えています。月間の生産数は多いときで30万個に達します。

繁忙期には朝から晩までフル稼働することもありますが、Speedy 400はすべて80Wのレーザー出力で統一されており、3mm厚のアクリルを中心に、時折扱う8mm厚の素材も安定して綺麗にカットできるなど、信頼性の高い機器として活用されています。

クライアントから信頼されるレーザー加工の精度の高さ

アニメ関連の仕事は、関西や関東の同業者からの依頼も多く寄せられています。中には「レーザー加工機はあるが、1,000個を超えるロットには対応できない」といった小規模なプリントショップもあり、10台のトロテック製レーザーを設備していることが信頼につながっていると考えられます。

また、同社が支持される理由には、加工品質の高さもあります。人気アニメのキャラクターを使用したグッズでは、絵柄をアクリルの端いっぱいにデザインしたいという要望が多く、それに応える高い精度が求められます。Speedy 400は高性能カメラ「Vision Print&Cut」を搭載しており、わずかなズレも自動で補正し、手作業による位置合わせの手間を省くことができます。その結果、ミスも減り、作業効率が向上しました。

アクリルスタンドにおいては、台座とのフィット感が重要です。Speedy 400なら位置合わせの精度とカット面の滑らかさにより、高品質な仕上がりを実現できます。

Speedyシリーズが欠かせない理由

有限会社エムコーポレーションにとって、トロテックの「Speedy」シリーズレーザー加工機は、大量生産の現場において欠かせない存在です。その最大の魅力は、加工の品質とスピードのバランスが非常に優れている点にあります。

高品質な仕上がりであっても、加工スピードが遅ければ納期に間に合いません。一方で、スピードが速くても仕上がりの品質が低ければ、クライアントからの信頼を得ることはできません。特に、同社が手がける人気アニメのアクリルグッズのように、高品質かつ短納期が求められる案件では、この両立が不可欠です。

Speedyシリーズは、その精度とスピード、そして安定性によって、同社の厳しい生産要件を満たし続けており、日々の業務を支える重要な機器となっています。

人気アニメのアクリルグッズを製作。短時間で高品質な商品が作れるので、
クライアントにも信頼されています。

代表取締役 増永 祐哉 様
有限会社 エムコーポレーション

Speedyシリーズ
ビジネスを始めるにも、生産能力を高めるにも理想的な環境です。

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