
透かし彫りマフィンカップ
作成の手順
こちらのチュートリアルでは、レーザー加工機を使って、透かし彫りのマフィンカップの作り方を分かりやすくご紹介します。手順に従って作業を進めてください。グラフィックサイズの変更や、他の色を使ったバージョンも紹介しています。完成品はマフィンやカップケーキのカップとして使用するほか、キャンドルを入れたガラス容器を入れて使うこともできます。
準備
用意する材料
TroLase Thins (薄いプラスチックシート、ゴールド、厚み0.5㎜)
(トロテック・レーザー・ジャパンでは商材は販売しておりません。類似品をご利用ください。)
使用機種
- Speedy300
- 80ワット
- 2.0インチレンズ
ステップ・バイ・ステップ

手順1:デザイン
グラフィックソフトでデザインを作成するか、当社のテンプレートをインポートしてください。プレゼントの部分は黒で塗りつぶして彫刻エリアとして定義します。雪の結晶や枠線はカット用の線として定義してください(線幅:ヘアライン、色:R255/G0/B0)。さらに、グラフィックの下部にテキストを追加するなどのカスタマイズも可能です。

手順2:グラフィックを曲げる
シートを後でマフィンカップの形に曲げるために、Adobe Illustratorではワープツールを使ってグラフィックを曲げます。CorelDRAWを使用する場合は、「エンベロープ」ツールを使います(メニュー:効果 > エンベロープ > シンプルアーク > パテ)。Ctrlキーを押しながら、線をドラッグして希望のアーチ状に調整してください。

ステップ3: 設定
ここでは、以下のパラメーターで高速300(80ワット出力)で作業を行いました:
カット: 出力:300% ・速度: 1.5% ・周波数: 1000 Hz・ エアアシスト: ON
彫刻: 出力:70% ・ 速度: 80% ・ 周波数:500 ppi ・ エアアシスト: ON ・Zオフセット: 1mm・ 高品質機能: ON
メニューのプレート設定で、スタート位置は「下」を選択します。ラミネートから保護フィルムを剥がし、真空を確認します。レーザーの焦点合わせを行い、加工を開始させてください。

ステップ4: 作業のコツ
- 切断順序に留意してください。切断線は下から上に向かって加工されるため、Corel Drawのオブジェクトマネージャーでアウトラインを最上部に配置してください。
- 真空密封の効果を最大化するには、テーブルの未使用部分を紙で覆ってください。
- 彫刻部分に堆積物が付着して色褪せないように、彫刻の開始位置を「下」に設定してください。
- 湿った布でふき取り、その後乾燥させます(可能な限り、加工機内で行ってください)。
- 色の残留物がある場合は、パラメーターを確認し、焦点を調整して、テーブル上の残りのラミネートを確認してください。