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回る風車

トロテック商材は、模型を作る材料として適しています。

このページでは、トロテック商材を使って、羽根が回る風車の作り方をご紹介します。

僅か4個のパーツをレーザー加工機でカットや彫刻すれば、すぐに組み立てられます。

レーザーカッターで作った回る風車

準備

材料

このサンプルの材料は、トロテック・レーザー(オーストリア本社)が販売しているレーザー加工用の材料「トロテック商材」を使用しています。

※トロテック商材は日本で販売しておりません。類似品をご利用ください。

使用機種

※他のSpeedyシリーズのモデルでも加工できます。

アクセサリー
  • 加工テーブル:バキュームテーブル + ハニカムカッティングテーブル / アクリル カッティング グリッド

ステップ・バイ・ステップ

データ出力の印刷設定画面:TroCraft 1mm
ステップ 1

ステップ1:デザインのデータ出力(羽根のパーツ)

このページ下のデザインファイルをダウンロードして、cdrかpdfファイルをグラフィックソフト(CorelDRAWまたはIllustrator)で開きます。

次にデザインをレーザー加工機用データ(=ジョブ)に出力します。羽根のデザイン(TroCraft Eco 1mm)を選択し、グラフィックソフトの印刷でプリンター「Trotec Engraver」を選択、環境設定をクリック、出力設定タブを表示して下記を設定します。設定が完了したら最後に印刷のOKを押すと、JobControl(ジョブコントロール)レーザーソフトウェアにデータが出力され、自動でジョブが生成されます。

印刷 > Trotec Engraver > 環境設定 > 出力設定

●印刷のデータ出力設定

印刷設定(加工オプション)
加工モード 解像度 カットライン
カットジョブ 1000dpi なし
ハーフトーン調整 その他
カラー 高度なジオメトリ
最初に内部ジオメトリ
模型の風車の羽根パーツ用にカットしたTroCraft Eco
ステップ 2

ステップ2:レーザー加工(羽根のパーツ)

厚さ1mmのTroCraft Ecoをハニカムカッティングテーブルの上にセットします。吸引力の効果を上げるために、空いているスペースに紙などを置いて加工テーブルを覆います。

次にJobControl(ジョブコントロール)レーザーソフトウェアをPC画面に表示し、ステップ1でデータ出力したジョブをJobControlのプレート上に配置します。それからJobControlの「材料テンプレート」を開いて、下記のパラメーターを設定します。パラメーターの設定後、レーザー加工を開始します。

パラメーター設定

カラー 加工の種類 パワー % スピード % 周波数(ppi/Hz)
カットCO2 66 2 1,000
パス(繰返し) エアアシスト Zオフセット アドバンス
1 On 0mm -

ヒント

TroCraft Ecoのカットした断面が綺麗に仕上がるように、ノズルには穴の小さい3mmのショートノズルの使用をお薦めします。

※パラメーターは、加工する材料の材質や色、そしてレーザー加工機の機種やレーザー出力(W)によって異なります。仕上がりの良い最適な加工を検出するために、いくつかのパラメーターでテストすることをお薦めします。

データ出力の印刷設定画面:TroCraft 3mm
ステップ 3

ステップ3:デザインのデータ出力(風車本体のパーツ)

ステップ1と同様に、再びデザインファイルをグラフィックソフト(CorelDRAWまたはIllustrator)で開きます。

次に風車本体のデザインをレーザー加工機用データ(=ジョブ)に出力します。タワーのようなカタチのデザイン(TroCraft Eco 3mm)を選択し、グラフィックソフトの印刷でプリンター「Trotec Engraver」を選択、環境設定をクリック、出力設定タブを表示して下記を設定します。設定が完了したら最後に印刷のOKを押すと、JobControl(ジョブコントロール)レーザーソフトウェアにデータが出力され、自動でジョブが生成されます。

印刷 > Trotec Engraver > 環境設定 > 出力設定

●印刷のデータ出力設定

印刷設定(加工オプション)
加工モード 解像度 カットライン
標準 333dpi なし
ハーフトーン調整 その他
カラー 高度なジオメトリ
TroCraftを加工して風車の模型パーツに
ステップ 4

ステップ4:レーザー加工(風車本体のパーツ)

厚さ3mmのTroCraft Ecoをハニカムカッティングテーブルの上にセットします。吸引力の効果を上げるために、空いているスペースに紙などを置いて加工テーブルを覆います。

次にJobControl(ジョブコントロール)レーザーソフトウェアをPC画面に表示し、ステップ3でデータ出力したジョブをJobControlのプレート上に配置します。それからJobControlの「材料テンプレート」を開いて、下記のパラメーターを設定します。パラメーターの設定後、レーザー加工を開始します。

パラメーター設定:彫刻

カラー 加工の種類 パワー % スピード % 周波数
(ppi/Hz)
彫刻CO2 15 50 500
パス(繰返し) エアアシスト Zオフセット アドバンス
1 on 0mm 高品質

パラメーター設定:カット

カラー 加工の種類 パワー % スピード % 周波数(ppi/Hz)
カットCO2 100 0.8 1,000
パス(繰返し) エアアシスト Zオフセット アドバンス
1 On 0mm -
データ出力の印刷設定画面:TroGlass 3mm
ステップ 5

ステップ5:デザインのデータ出力(羽根止めと土台のパーツ)

ステップ3と同様に、再びデザインファイルをグラフィックソフト(CorelDRAWまたはIllustrator)で開きます。

次に羽根止めと風車土台のデザインをレーザー加工機用データ(=ジョブ)に出力します。羽根止めと土台のデザイン(TroGlass 3mm)を選択し、グラフィックソフトの印刷でプリンター「Trotec Engraver」を選択、環境設定をクリック、出力設定タブを表示して下記を設定します。設定が完了したら最後に印刷のOKを押すと、JobControl(ジョブコントロール)レーザーソフトウェアにデータが出力され、自動でジョブが生成されます。

印刷 > Trotec Engraver > 環境設定 > 出力設定

●印刷のデータ出力設定

印刷設定(加工オプション)
加工モード 解像度 カットライン
標準 500dpi なし
ハーフトーン調整 その他
カラー 高度なジオメトリ
最初に内部ジオメトリ
キャストアクリルTroGlassをレーザー加工
ステップ 6

ステップ6:レーザー加工(羽根止めと土台のパーツ)

ハニカムカッティングテーブルをアクリルカッティンググリッドに取り替えます。厚さ3mmのTroGlassを加工テーブルの上にセットします。

次にJobControl(ジョブコントロール)レーザーソフトウェアをPC画面に表示し、ステップ5でデータ出力したジョブをJobControlのプレート上に配置します。それからJobControlの「材料テンプレート」を開いて、下記のパラメーターを設定します。パラメーターの設定後、レーザー加工を開始します。

パラメーター設定:彫刻

カラー 加工の種類 パワー % スピード % 周波数
(ppi/Hz)
彫刻CO2 20 50 500
パス(繰返し) エアアシスト Zオフセット  アドバンス
1 On 0.5mm 高品質

パラメーター設定:スクラッチング

カラー 加工の種類 パワー % スピード % 周波数(ppi/Hz)
Red カットCO2 50 0.4 5,000
パス(繰返し) エアアシスト Zオフセット  アドバンス
1 On 0mm -

ヒント

キャストアクリルのTroGlass加工に適した、穴の大きい7mm径のショートノズルに変更します。

レーザーカットした4個のパーツを組み立てて風車に
ステップ 7

ステップ7:組み立て

全4個のパーツを並べます。

最初に土台に風車本体のタワーを取り付けます。

次に羽根をタワーの突起部分(ハブ)に取り付け、その上にTroGlassの小さな羽根止めをしっかりと被せます。

これで風車の完成です。羽根を回してみましょう。

風車の模型

もっとアイデアをプラス!

  • 写真左のサンプルのように、風力発電で使われているような3枚羽根のモダンな風車を作ってみましょう。
  • 違う色のアクリルを使って、イメージチェンジしてみましょう。

Speedyシリーズ
名入れに最適なレーザー加工機です。

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