彫刻加工をグレードアップする「高品質モード」とは?

高品質モードでレーザー彫刻
高品質モードでレーザー彫刻

高品質モードとは?

高品質モードとは、パラメーターの設定で使用するJobContro®lソフトウェアの機能です。マウスのクリックで高品質を選択できます。ただし彫刻加工の品質を重要視するので、加工時間が長くなります。したがって、高品質モードは、加工時間よりも加工品質や仕上りに重点をおく場合に使用します。

高品質モード「オン」とオフ」の彫刻の違い

高品質モードの彫刻

高品質モードをオンにした場合、レーザーは、ジョブ(デザインデータ)の全幅を同じスピードで移動しながら、彫刻と定義された箇所のみをマーキングします。つまり同じスピードでジョブの全彫刻面を彫刻するので、均質なレーザー彫刻に仕上がります。

一方、高品質モードがオフの場合、ヘッドは高速でX軸を移動しますが、実際に彫刻する幅だけを動いています。その結果、レーザーの照射時間が異なるので、材料のある部分は別の部分より深く彫刻されてしまいます。

【まとめ】高品質な彫刻が必要で、加工時間が多少かかっても問題でなければ、常に高品質モードをオンにして彫刻しましょう。

JobControlの「材料データベース」画面

高品質モードを「オン」にする方法

  • JobControl®ソフトウェアのメニュー「設定」→「材料テンプレート」を選択し、「材料データベース」を開きます。
  • 彫刻加工で、列項目「アドバンス」のデフォルトをクリックします。
  • 高品質の□(ボックス)にチェックを入れると、高品質モードがオンになります。

高速な彫刻加工には使用できませんので、加工品質が重要視される場合に使用してください。

ヒント:低解像度データの彫刻は時間を短縮できますが、加工品質が下がります。

「レーザーパラメーター からダウンロードできる標準なパラメーターでは、常に最適に仕上げるため高品質モードをオンにしています。

詳しくは・・・

高品質モード、およびトロテックのJobControl®レーザーソフトウェアについて、詳しくはトロテック・レーザー・ジャパンに直接お問い合わせください。 お問い合わせ

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