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株式会社ツクリ

店舗装飾や空間演出のデザインから施工を手掛ける株式会社ツクリでは、トロテックの「Speedy 300」を使ってディスプレイやサイン看板、アップサイクルブランドのアクセサリーなどを製作しています。ハイブランドのブティックや高級百貨店の売り場にも使われる製品だけに、マシンに求められる性能もハイレベルなはず。Speedy 300を選んだ理由について同社の井村様にうかがいました。

用途

ディスプレイ、サイン看板、アクセサリー

所在地

東京都中央区月島2-18-8

レーザー加工機

Speedy 300

トラブルにスピーディーに対応でき試作品も目の前で作れる

当社は、店舗内装やディスプレイなど空間演出に関することを手掛けるデザイン事務所です。図面上でデザインするだけでなく自前の工房でパーツを製作し、施工までおこなっています。得意とするのは透明アクリルを使った製作物で、これまでもハイブランドのブティックのディスプレイや商業施設のオブジェ、水族館の水槽などを手掛けてきました。工房内には厚物UVプリンターやパネルソー、3Dプリンターといった様々な加工機を設備して、ディスプレイやサイン看板などを内製しています。中でも最も重宝しているのがトロテックのレーザー加工機「Speedy 300」です。

内装やディスプレイの仕事ではトラブルがつきもので、翌日にオープンを控えた店舗の施工現場で看板が事故で割れてしまうことも珍しくありません。そういった際にも、自前でレーザー加工機を持っていればすぐに作り直せるのでオープンに間に合います。まさにスピーディーな対応ができるのです。

また、レーザー加工機と厚物UVプリンターを組み合わせることで試作品づくりにも役立ちます。実際に使用する本物と同等のディスプレイやサイン看板が簡単に作れるのです。そういった試作品をあらかじめ作っておいて商談相手に見せることで、パソコン画面上のCGだけで打合せをするよりも商談が早く決まります。

アイデアをすぐ形にできるレーザー加工機

具体的な仕事の製作物でなくても、思いついたアイデアを目の前ですぐ形にできることはクリエイターにとってありがたいです。これがなければ、アクリル加工やシルク印刷など数カ所の外注先に発注して、それぞれに時間と加工賃と送料がかかるわけですから気軽に試作ができません。

レーザー加工機は、直線カットと変わらない労力で異形カットができるのが魅力です。自由自在にカット出来るため、縛りがなくデザインできます。
板材から切り出すので平面的な表現だけと思われがちですが、斜めに加工すれば3次元の表現もでき、デザインの幅が広がります。
私は3Dプリンターも使っていますが、現状では製造物の精度、仕上がりの美しさ、加工時間の速さなどの点でまだまだレーザー加工機の方が使いやすいと感じます。

作業は静かでクリーン、5年間使って不具合はほぼゼロ

レーザー加工機を導入するにあたってSpeedy 300を選んだ理由は、会社を設立する前にもトロテックのレーザー加工機を扱ったことがあり、その良さを知っていたからです。他のメーカーのレーザー加工機を運用した経験もありますが、そちらは加工の工程が複雑でした。

一方、トロテックのマシンはプリンター感覚でAdobe Illustratorのデータをそのまま出力できるので作業が簡単。さらに、高級百貨店のディスプレイを手掛けてきた私のような職人の目で見ても満足のいくレベルの加工がおこなえます。特に薄物のアクリル板のカットに関してはカット面が美しくかつ精密で、大変満足しています。導入時に他社の小型レーザー加工機とも比較検討しましたが、工房内に収まるコンパクトなサイズ感と価格、加工品質の高さなどを総合的に考えるとSpeedy 300はバランスが良いマシンだと思います。

静かでクリーンな点も気に入っています。トロテックのレーザー加工機は集塵脱臭機を含めて性能が高いので、臭いと音がほとんど出ないのです。当社の工房は下町の古民家をリノベーションしたものですが、深夜に作業をしていても壁1枚隔てた隣家から苦情がきたことはありません。耐久性の面でも信頼できる機械だと思います。内装やデザインの業務は同じ仕事を定期的におこなうわけではないので、機械を1ヶ月使わないこともあれば毎日20時間動かし続けることもあります。プリンターでも車でもそのような使い方をすれば何かと不具合が起こるでしょうが、当社がSpeedy 300を導入して5年間、トラブルはゼロと言っていいほどありません

アップサイクルブランドでも活用。アクセサリーにも使える

今、当社では廃棄されるアクリル板をアクセサリーに生まれ変わらせるアップサイクルブランド「SHITSURAE(シツラエ)」を展開しています。
これはコロナ禍の感染防止用板として使われ、今後大量に廃棄されるであろう透明アクリル板にデザインという付加価値をプラスして、
サスティナブルな社会の実現に貢献しようという取り組みです。感染防止用板だけでなく、店舗装飾やディスプレイ業界では日々、多くのアクリル板を消費しています。
製品として使われるものだけでなく、レーザー加工機でカットした端材や資材メーカーのサンプルも然りです。それら役目を終えた製品や端材を、あえて着色等をせずに素材の持つ色味や質感、偶然できる重なりを活かし、特殊な技術で板材に成型。その板材をSpeedy 300でカットして、アクセサリーに生まれ変わらせています。

 アクセサリーはディスプレイやサイン看板と違って肌に触れるものですから、精密さや見た目の美しさだけでなく、バリのない滑らかな質感も求められます。Speedy 300はその点でも私達の要求を満たしてくれる優れたマシンであると評価しています。

アクリル板のカットが美しくて精密。機械の価格と品質、サイズ感のバランスに優れたマシンです。

井村 文紀様
株式会社ツクリ 代表取締役

Speedyシリーズ
ビジネスを始めるにも、生産能力を高めるにも理想的な環境です。

レーザー加工機のご紹介

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