レーザーの安全性
（国際規格・安全基準）

インターロック安全スイッチ

加工機の金属製ハウジング、側面カバーや前面フードなどの保護カバーは、レーザーに対する重要な安全装置として機能しています。これらにはインターロック式の安全スイッチが組み込まれており、保護カバーを開けると警告音が鳴り、レーザー加工は即座に停止します。この仕組みにより、常にオペレーターの安全が確保されます。

着色アクリルガラス製トップカバー

密閉構造のレーザー加工機Speedyシリーズ 等）には、安全機能を備えたアクリル製トップカバーが搭載されています。トップカバーの色はレーザー光源によって異なり、CO₂レーザーではブルー系、ファイバーレーザーではイエローグリーン系の着色アクリルガラスを採用。これによりレーザー光を効果的に吸収し、オペレーターを安全に保護します。

警告信号を発する温度センサー

レーザー加工機の使用中は、加工材料が発火する危険があり、特にアクリルのカット時に起こりやすい現象です。トロテックではこのリスクに対応するため、加工エリア内の温度が危険値を超えると警告音を発する「温度センサー」を開発しました。これによりオペレーターは発火の危険をいち早く察知し、速やかに加工を中断できます。緊急時の対応をサポートする、安全性を最優先に考えたオプション機能です。

※温度センサーが搭載されていても、加工中にレーザー加工機から離れることは絶対に避けてください。

電源供給を即座に遮断する安全スイッチ

万一、危険な状況になった場合、下記の安全スイッチや停止ボタンを使用して電源供給を遮断し、レーザー加工を即座に停止できます。

• メインスイッチ：主電源を遮断します。
• キースイッチ：モーター、レーザー発振器、各電子装置の電源を落とします。
• 緊急停止ボタン：電気回路を遮断し、レーザー光と全動作を停止します。