
LJ Industriesの取り組み
2025年7月8日、オーストリア・マーチトレンク – 世界各地でレーザー技術をリードするトロテック・レーザーの高精度なレーザー加工機は、フランス・アヌシーに拠点を置く
LJ Industriesをはじめとする数多くの製造業の現場で、生産性の向上や業務の効率化に貢献しています。
2007年に創業したLJ Industriesは、機械加工の専門技術にレーザー技術を融合させ、完全オーダーメイドの産業用ソリューションを提供。そうした高度な加工を支えているのが、トロテックの最先端レーザー技術です。
レーザーマーキングの導入効果
LJ Industriesは、精密機械加工、溶接、組み立てといった分野で実績を築いてきました。近年では、顧客からのトレーサビリティや部品ごとのカスタマイズといったニーズが高まり、トロテックの高精度レーザー加工機を生産工程に取り入れました。
「当社の事業はもともと機械加工が中心でしたが、トレーサビリティの需要が増す中で、レーザーの導入を決断しました」と、共同経営者のローラン・ペリッサン=ファベール氏は語ります。トロテックのレーザー加工機との出会いは、リヨンで開催されたC!Print展示会でした。「その場で部品のテスト彫刻を依頼し、最終顧客に確認してもらったところ、品質・精度ともに高く評価されました。これが導入の決め手となりました」と、もう一人の共同経営者フィリップ・ルヌー・グラパン氏は振り返ります。
現在では、複数のトロテック製レーザーが同社の生産現場で稼働し、効率と品質の両面で大きな成果を上げています。
トロテックのレーザーが生産の中枢に
LJ Industries では、以下のトロテック製品を活用しています:
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Speedy 100 および Speedy 400 CO₂ レーザー:多様な材料の切断や彫刻に対応し、名入れ商品や位置決め治具の内製化など、小・中ロット生産に柔軟に対応。
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SpeedMarker 1300ファイバーレーザー:金属への高精度かつ耐久性のあるマーキングを高速で実現。生産ラインに組み込まれ、トレーサビリティ対応をサポート。
トロテックのレーザーソフトウェアRuby®もチーム全体で加工フローを柔軟に管理できるため、作業の効率化と一貫性が向上。
レーザー技術が生産体制を根本から変える
当初はトレーサビリティ対応が目的だったレーザー導入ですが、今ではLJ Industriesの中核技術のひとつになっています。従来の機械加工の一部を、よりスピーディーかつ精密なレーザー加工に置き換えることで、コスト効率や対応力が大幅に向上し、彫刻からカスタム対応までサービスの幅も広がっています。
このように、トロテックのレーザー技術は製造現場に革新をもたらし、企業の競争力強化に貢献しています。
トロテックについて
オーストリア・マルヒトレンクに本社を構えるトロテックは、世界をリードするレーザー技術メーカーです。トログループの一員として、マーキング、切断、彫刻用の高品質レーザー加工機を開発・製造・販売しており、革新的なレーザーソリューションで業界をけん引しています。
25年以上の経験をもとに、レーザー本体から排気装置、強力なソフトウェア、高品質な材料まで一貫して提供。現在90カ国に4万台以上の導入実績があり、14の現地法人と約600人のスタッフがグローバルでのサポートを提供。2024年の売上は1億2900万ユーロで、その98%を輸出が占めています。