導入事例「成安造形大学」

成安造形大学は、1920(大正9)年、学祖である瀬尾チカが京都市に設立した成安裁縫学校からその歴史が始まりました。

1993年(平成5年)に成安造形大学として開学。現在、滋賀県唯一の芸術大学として、芸術学部芸術学科に6つの領域、19のコースを設けています。

2014年にトロテックの中型レーザー加工機Speedy 300を導入し、学生の課題や作品の制作、ワークショップ等に活用しています。

レーザー加工機の活用例、トロテックの選定理由、そして導入後のメリットについて、成安造形大学 学生支援部の益岡裕子氏にお話を伺いました。

成安造形大学

滋賀県大津市仰木の里東4-3-1                 

ウェブサイト

レーザー加工機の用途
  • 学生の課題/作品の制作、ワークショップ用のパーツ制作
使用機種
使用グラフィックソフト
  • Adobe Illustrator

レーザー加工機をどのように使用していますか?

【益岡氏】レーザー加工機は、「Fabrication commons」(通称:fabco)という学内の施設に通常設置して使用しています。fabcoは本校に所属している学生であれば、所属領域やコース・学年を問わず誰でも使用することが可能な施設です。

そのため、レーザー加工機は主に学生が課題作品の制作や個人の作品制作に使用することがほとんどです。また学生が授業やイベントなどで企画してワークショップを開催することもあり、ワークショップで使用するパーツを切り出すなど、レーザー加工機で作ったものに対してさらに誰かの手が加わることで作品にするといった使い方もしています

なぜレーザー加工機を導入したのですか?

【益岡氏】導入する以前、既にレーザー加工機を使用した製品やアート作品が増えているのを感じ、本学にも必要な機材だと考え、導入を検討しました。

導入に向けて調査している過程で、正確にアクリルや紙などの切り出しが行えるレーザー加工機は、プロダクトデザインやグラフィックデザイン、メディアアートなどの作品制作において、非常に有用性が高いと判断したことが導入のきっかけになっています

トロテックを選んだ理由を教えてください。

【益岡氏】導入を決め、複数メーカーの機種を実機確認しながら購入検討する中で、トロテックのレーザー加工機には加工品質が高い印象を持ちました。

また機械本体のデザイン性が高く、本学学生も機械自体に愛着を持って気軽にレーザー加工を体験できるのではないかと考えました。

本体や集塵機自体が日常的なメンテナンスのみで良いため管理者負担が少ないこと、故障が少なそうなところも決め手になったかと思います。

その他にも、説明を伺って安全性が高い点や、素材のピントを合わせが手動で行える(フォーカスツールを使う)点などもトロテックを選んだ理由になっています。

トロテックを導入して良かった点は?

【益岡氏】これまでは木材やアクリル板の加工を手作業で行っていた学生がほとんどでしたが、レーザー加工機を使用することにより、短時間で精度の高い作品が作れるようになったことが良かった点かと思います。

特に短時間で作れることで、試作段階での失敗を修正して、本番の制作までのプロセスにかかる時間が短縮でき、作業効率が大幅に上がっているように感じます。

またトロテックのレーザー加工機は、本校に在学している学生のほとんどが使用している「Adobe Illustrator」でのデータ作成が可能なので、初めてレーザーを使用する学生にとっても扱いやすい機材となっています。

扱いやすい=作りたいものがイメージしやすいことから、学生からの需要が高く、今では本学になくてはならない機材となっています。

現在、そして将来、教育分野において、レーザー加工機はどのような役割を果たすとお考えでしょうか?

【益岡氏】発想次第で様々な形状の立体物を製作できるレーザー加工機は、アイデアを即座に形でき、検証を繰り返しやすいため、デザイン思考を学ぶツールとして有用性が高いと考えます。またフレームワークのみならず「デザインすること」「アイデアを形にすること」自体への喜びも得やすいのではなかいと考えます。併せてデジタルデータ制作にも触れられるため、コンピューターリテラシーの向上や、コンピューターや機械操作の心理的な障壁も取り払えるのではないかと考えます。

またレーザー加工機は3Dプリンターに比べ、生徒のみならず教員も比較的簡単に操作、制作を行えるため、STEAM教育推進の重要な要素になるのではないでしょうか。

気軽にアイデアを形にできるレーザー加工機は、ものづくりを通して、自己表現をしたい、人の役に立つものを作りたい、といった自身の志向が見えてくるように思います。そこには自身の得意なもの、好奇心を持つ分野、将来どういった仕事をしてみたいか、という自身の進路の明文化につながる可能性も感じます。

本学のような芸術系大学においては、アートやデザインの専門的な学びから得た知識や技術を応用し、レーザー加工機を軸にしたデザイン思考、STEAM教育を学ぶコンテンツ開発、あるいはファインアート分野で、これまで誰も発想しなかったレーザー加工の手法を発見できるのではないかと考えます。

レーザー加工機を活用した作品

1. にこいちばっち

制作者:メディアデザイン領域 グラフィックデザインコース 4年 今村 空歌

2018年11月10日(土)に開催した「マルシェア実」のワークショップ用に制作。

ワークショップでは、レーザー加工機で切り出された様々な色や形の木材パーツを使用してブローチを作ります。

あらかじめ色を塗り分けた木材をレーザーで切り出すことで生まれる、意図しない模様のおもしろさを活かすことで、完成したブローチには同じものがない、オリジナルのものになるという仕組み。

参加者は2個のブローチをつくり、そのうち1個は自分用、もう一つはその場で出会った誰かと交換します。作ったものを誰かとシェアすることで、人と繋がりや思い出を共有することも目的としたワークショップ。

2. 束

制作者:メディアデザイン領域 グラフィックデザインコース 4年 水田 汐香

メディアデザイン演習7-c(モーショングラフィックス)の授業作品

タイポグラフィに動きの要素を加え、文字の意味をより深く伝えるための映像コンテンツを制作する授業。

この作品では、1枚ずつ重ねた紙が束になることで、紙の側面に「束」という文字が現れます。

3. 光のアートプロジェクト

プロジェクト演習「光のアートプロジェクト(三宅正浩准教授)」の授業で制作

滋賀県大津市にある「びわ湖大津館(旧びわ湖ホテル)」のイングリッシュガーデンに、冬期限定の光のアート作品(イルミネーション)を制作するプロジェクト。授業内で企画・制作した作品は、実際にびわ湖大津館の冬期イルミネーションとして採用され展示されました。

※画像は2018年と2019年の展示。

※本文に記載しているお客様の内容および機械の機能・効果・仕様等は、掲載時(2021年1月)の情報です。

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