Junction Asia レポート

​~ 企画・運営サポートのFabCafe 川井氏にインタビュー~

5月6日~8日の3日間に渡って、第1回目の「Junction Asia」(ハッカソンイベント)が、東京・天王洲アイルの寺田倉庫で開催されました。本イベントで、トロテックのレーザーカッターが、ものづくりのハードウェアツールとして登場。集中時には1時間待ちになる程大人気で、多くの参加者に楽しく活用してもらいました。プロトタイピングのクオリィアップに確実につながったというレーザーカッターについて、Junction Asiaの企画・運営をサポートするFabCafeのCOO 川井敏昌(かわい としまさ)氏にインタビューしました。

Junction Asia<br />ジャンクション アジア)

[開催期間] 2016年5月6日(金)~8日(日)
[場所] 寺田倉庫(天王洲アイル)
[参加費] 無料
[対象] エンジニア、デザイナー、マネージャーやマーケッター、学生、社会人
・Junction Asia ウェブサイト

※FabCafeは、メンタリングパートナーとして、Junction Asiaの企画・運営をサポート。
※使用モデル:トロテック Speedy 300(CO2レーザーカッター)

Junction Asiaとは?

5月13日と14日にSlush Asiaが幕張メッセで開催されます。今年で2回目のSlush Asiaはスタートアップイベントのため、それを盛り上げる目的でJunction Asia(ハッカソンイベント)が今回初めて開催されました。Junction Asiaの入賞者がSlush Asiaでピッチできる権利を得られます。

どのような方が参加しているのですか?

世界約30カ国から200人ぐらいの社会人や学生など様々な人たちが参加しています。1回目でこれだけの人数が集まると大成功です。参加者にはみんなでものづくりをしたいという人が多いですが、パートナーを見つけて、ビジネスしたいという人もいます。イベント期間中、食事や飲料は無料で支給されます。徹夜している人が多くて、2日間帰ってない人もいます。参加した人はずっとモノを作っているのが楽しいのだと思います。

本イベントで、レーザーカッターの役割は?

プロトタイプをカタチにするためには、レーザーカッターがないとカタチをつくるだけで時間がかかってしまいます。レーザーカッターがあると完成度はとても高く、かつ制作するスピードも短縮できるので、レーザーカッターの役割は大きいと思います。レーザーカッターを使える人も多いのですが、全く知らない人もいるので、ここでマシンを使えるのはよい機会だと思います。

また、ハッカソンでこれだけ女性の参加が多いのは珍しいです。女性は特に見た目やデザインにこだわるので、レーザーカッターで見た目の機能をどこまでだせるのかにも期待しています。

3)福島から参加した学生。機能を追加できるようスタッキング可能なArduino用基板を制作。だるまおとしをイメージして、データが上から下に流れるのを再現。基板を入れる箱にMDFを使用して、レーザーカッターで加工。MDFを使うことで基板をインテリアとしてリビングにも置けるようデザイン。

様々なレーザーカッターを使用された川井氏。トロテックはどうですか?

精度とスピードは圧倒的にトロテックがいいです。集塵機の精度も高いです。そこは全然違います。マシン内部の作りもしっかりしています。他から(トロテックに)変える人も多いのではないでしょうか。価格は多少高いですが、値段に見合うかどうかはその人のスタイルなので、精度と性能を求めるなら絶対トロテックがいいと思います。

また、トロテックのマシンはデザイン(外観)もカッコイイと思います。工業デザインは変わってきていて、こういう人前の場所にでてくるとマシンのデザイン性も大事です。ファブ施設などのバプリックで置いてあるのは、トロテックが多いのではないでしょうか。後、サポート体制です。トロテックは、メーカー直なのでこのようなイベントで使用している場合でも、サポートが安心できると言えます。

4)作品プレートをレーザー加工した、台湾出身の参加者。

今後、レーザーカッターへの要望はありますか?

インターフェイスが各メーカーによって全く違うので、操作方法が異なり、数値にもバラツキがでることが課題です。プリンタードライバーソフトなどの使い易さは個人によって違うと思いますが、私はトロテックが使い易いと思います。

また、使えるアプリケーションが限られている点も問題です。今回、イラストレーターを使っていますが、イラストレーターを(自分のPCに)持っている人は少ないです。精度の高いフリーのインターフェイスがウェブ上で共有されれば、みんなが自分で使えるようになります。自分で使えるようになるともっと使う人が増え、レーザーカッターがスタンダードになるのではないでしょうか。これは3Dプリンターも同様(の課題)です。


(取材2016年5月8日)

ハッカソンでの活用例

1)作品名「Family Biotope」

光、植物、水、魚による生態系内の循環を実現したアクアポニックスに、餌をあげると自動でカメラ撮影する機能、iPad上のアニメーションでリアルタイムに循環の様子がみられる機能、ボイス(音声)をサーバーに残せるダイアリー機能などを追加した作品。

ウッドフレーム、水槽と植物のアクリルケース(写真右上)、ロゴプレート(写真右下)にレーザーカッターを使用。

レーザーカッターの経験者は「デザインはイラストレーターを使いました。こんなに大きいレーザーカッターは初めてです」。また、初めてのユーザーからは「パワーポイントなどで描いたデザインがそのまま出力できると便利です」と語ってくれました。

メンバーは、ほぼ全員が初対面。Junction Asiaで結成したチームです。

2)「レーザーカッターを知らなかったが、これからはもっと使いたい」と語るインド出身の参加者。鍵盤のボタンを押すと電気製品をスタートできる「Modern Piano」という作品を制作。鍵盤のアクリルはレーザーカッターで作成し、鍵盤の下はLEGOを使用。レーザーカッターの機能を知り、さらにレーザーカッターを使ったアイデアをFabCafeスタッフと相談しているようでした。

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