兵庫県立姫路工業高等学校
昭和11年に設立し、80年以上の歴史と伝統のある兵庫県立姫路工業高等学校では、「自律、創造、敬愛」の校訓のもと、「ものづくりを通して、社会を担う一員としての自覚を養う人づくり」を実践しています。
そこで2018年にトロテックの小型レーザー加工機「Rayjet(レイジェット)」を導入し、実習機器として様々な作品製作に活用しています。トロテックの選定理由や導入後のメリットについて、電子機械科 加藤 ゆみ 先生にお話を伺いました。
レーザーカッターの用途
兵庫県立姫路工業高等学校
兵庫県姫路市伊伝居600番地1
レーザーカッターの用途
- 実習機器として、主に回路や機械などの外装製作
使用機種
- Rayjetレーザー加工機(CO2、30W)1台
- Atmos Compact集塵脱臭装置(115V)1台
使用グラフィックソフト
- 用途別にAutoCAD(設計)とIllustrator(デザイン)
なぜレーザー加工機を導入したのですか?
【加藤先生】今までは加工するにあたりボール盤、帯鋸(おびのこ)盤、NC加工機などを使用していましたが、実習時間には限りがあり、簡易な作品しか製作することができませんでした。レーザー加工機を使用することで、正確に加工ができ、加工時間がとても短く、本校の電子機械科として技術や知識を柔軟に活用したい部分に力を注ぐことができました。
トロテックを選んだ理由を教えてください。
【加藤先生】
身近なホームセンターに設置されており、機械操作が簡単で、誰でも取り扱いやすく、安全だからです。また日常のメンテナンス、部品の取り外しや掃除も簡単です。さらに本体だけでなく、レーザー加工機の要である集塵機の取り扱いも簡単だからです。
トロテックを導入して良かった点は?
【加藤先生】困ったときに気軽に相談できることが良かったです。またトロテックのホームページには様々な大学や企業の導入事例が記載されており、生徒への紹介や、電子機械科として実習の参考にもなりました。今では気軽に加工できるので、多くの職員からレーザー加工機を使用したいと要望があり、レーザー加工機は大人気です。
今後、レーザー加工機を活用した新しいプランがありましたら教えてください。
【加藤先生】様々な材料への加工が可能なので、電子機械科の分野に限定せずに、機械科・電気科・工業化学科・デザイン科・溶接科との共同制作を行いたいです。そして、創作から設計・製造・組立まで一貫した作品を製作するプランを検討中です。
現在、そして将来、教育分野において、レーザー加工機はどのような役割を果たすとお考えでしょうか?
【加藤先生】様々な工作機械が本校にはありますが、代表的な工作機械の一つとしてレーザー加工機はなくてはならない存在になりつつあります。工業の教育分野ではものづくりの現場を意識し、設計から製造までを一貫した職業人を育成する役割を果たしてくれると考えます。
レーザー加工機の活用例
※本文に記載しているお客様の内容および機械の機能・効果・仕様等は、掲載時(2021年2月)の情報です。