レーザーコンバーティングについての全て
レーザーコンバーティングについての全て
デジタル印刷(ラベル制作、広告宣伝関連など)をはじめ、現代のさまざまな製造工程(皮革加工、繊維加工など)を補完するデジタルレーザーダイカット(レーザーコンバーティング)。今までにない仕上がりを実現します。
時間もコストもかかりがちな型抜きの製作は不要です。レーザーなら、繊細なデザインのモチーフや小さな文字など、どのような形状の彫刻も可能です。レーザーダイカットなら、一点物の加工はもちろん、量産も可能です。
リードタイムを短縮し、柔軟かつ効率的な生産で、新たな需要に対応できます。また、ほぼ無限に広がるクリエイティブな製品をつくることができます。サービスの幅を広げて、新たな顧客を獲得しましょう。

レーザーコンバーティングとは?
デジタルレーザーダイカットは、紙、ボール紙、粘着ラベルシート、アクリル、木材、繊維などをカットする仕上げ加工技術です。従来のカットでは対応できない場合、レーザーコンバーティングが使用されます。たとえば、精巧な細工、幾何学模様、シールやラベルなどのダイカット、小さなレタリングなどが代表的な用途です。完成品は、お客様のニーズに応える高品質な仕上がりになります。
レーザーコンバーティングのタイミングは、紙などの繊細な素材に傷付けないためにも、制作の最終段階で行うのが最適です。
デジタルレーザーコンバーティングのメリット。
デジタル印刷業者にとって興味深い加工とは、どのようなものでしょうか?
レーザー技術では、ダイカット、カット、マーキング、ミシン目加工など、さまざまな印刷物仕上げのための選択肢が用意されています。また、色調を変える、レーザーマーキングを施すなど、印刷物をカスタマイズしたアレンジも可能です。

レーザーコンバーティング(レーザーカット)
繊細なデザインのモチーフ、レタリングやオーナメントをさまざまな質感の紙にレーザーでダイカット。
レーザーダイカットのステッカー(キスカット)
レーザーによるキスカット加工で、ラベルやステッカーが短時間で完成します。このような用途には、トロテックが開発したTroLase Foil、TroLase Lights が適しています。これは上側の粘着フィルムのみをカットする手法です。バッキングフィルムは、レーザー光が下にある台紙の手前まで照射されるだけで、カットされずに残ります。その結果、ラベルをきれいに剥がすことができるようになり、手作業での貼付でも、自動化装置での大量加工も可能です。
ミシン目加工
レーザー加工機では、ミシン目加工も対応可能です。レーザー技術によるミシン加工は、日常的に使用される多くの用途、たとえば、パッケージ用の「イージーオープン」などで導入されています。ラベルの場合、使いやすさや安全性など、さまざまな理由で製品にミシン目加工が施されます。レーザー技術があれば、このような用途でもまた、ツールの要らない柔軟な対応が可能となります。難易度の高い細かいミシン目も、レーザーならスピーディーに加工できます。
レーザーダイカットの対象は?
レーザーコンバーティングは、材料を融解または完全に気化するまで加熱して行う熱分離加工です。以下の加工に適しています。
- 紙
- ボール紙
- アクリル材
- MDF
- プラスチック
- 皮革
- 木材
レーザーダイカットの用途は?
レーザー加工機があれば、素材、形状を吟味し、レーザー技術を用いてアイデアを形にしておくことができ、お客様にご提案できる可能性が広がります。
レーザーが活躍する用途を以下のように紹介いたしします。
各種レーザー加工機によるレーザーコンバーティング
トロテックは、用途やニーズに応じたさまざまなレーザー加工機やシステムを提供しています。
具体的な事例を踏まえたステップ
トロテックSpeedy 360のキスカット方式を使ったラベルの彫刻や迅速な使用、管理については、 ステップ別解説を参照してください。
最終工程としてのステッカーの大量製作や紙の仕上げには、当社のレーザーダイカッターGSL1400をお勧めします。
GSL1400
- 素早く手軽にジョブ準備、直感的な操作
- レーザーヘッドを最大3基搭載、高い生産性を実現
- 完璧なカット性能
- 工業用途に最適な最大100m/分に対応
- 24時間稼働
- 安定稼働のワークフロー
ハード面、ソフト面ともにワークフローの安定性が充実しています。ツール不要のダイカットにより、一貫性のある仕上がりを実現、ツールのコストを削減します。既存のワークフローにソフトウェアを組み込み、業務の自動化を図りつつ、ジョブのカスタマイズも柔軟に行うことができます。人間工学に基づいた設計のGSL1400は、迅速なローディング、アンローディング、ロール交換を可能にします。
- 安全・安心
GSL1400は、密閉型設計でレーザークラス2に該当、ユーザーの安全を最大限確保します。レーザー安全管理者は不要で、ユーザーは常に安全な環境で作業を行うことができます。