導入事例
「株式会社 松田石材工業所」

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公開日: 18.01.2019

昭和5年に創立した株式会社松田石材工業所は、東京都北区で墓所墓石設計施工、建築石材工事、石材工事の石工事業を営んでいます。3代目の代表取締役社長、松田義利氏は2016年9月にトロテックのSpeedy 300 flexx (スピーディ300フレックス)を導入しました。

この機種は、トロテックが業界で初めてCO2レーザーとファイバーレーザーを1台に搭載したレーザー加工機です。なぜ石材ビジネスにレーザー加工機を導入したのか、またその活用内容について、松田社長にお聞きしました。

株式会社 松田石材工業所 

東京都北区西ヶ原4-6-10 ウェブサイト

レーザー加工機の用途
  • 墓石・鏡・ステンレスの彫刻、アクリル治具・新製品の製作
使用機種
  • Trotec Speedy 300 flexx レーザー加工機(CO2:40W、Fiber:20W)1台
  • Atmos Mono 集塵脱臭装置(230V)1台

レーザー加工機をどのように使用されていますか?

【松田社長】

基本的に石の銘板に文字や名前を彫るのに使用しています。レーザー加工機を導入した目的は、位牌の彫刻を始めようと思ったからです。位牌は正面が決まっているので、正面に合わせてレーザーで彫刻しなければいけません。さらに位牌は円筒形ですが、私はロータリーアタッチメントを使わずに、自作した治具で彫刻する文字の範囲を収めて加工しています。レーザー加工機は治具まで作れるので便利です。

通常、石の彫刻はCO2(炭酸)レーザーを使用すると思いますが、私はファイバーでこの作業を行っています。ファイバーの方が黒の色に反応しやすいのです。この位牌の黒い石材は、御影石ではないのですが一般的には黒御影と呼ばれていて、正しくは 斑糲岩(はんれいがん)という石材です。

トロテックのレーザー加工機を導入した経緯は?

【松田社長】

実は今回の導入にあたり、2004年頃からレーザー加工機を検討し始め、トロテックのウェブサイトを見ていました。当時は事務所が今とは別の場所で狭く、機械を置けるスペースがなかったので小型機を探していました。しかし資金活用面を考慮していたので、トロテックに問い合わせした後もずっと躊躇していました。

それから10年以上を経て、ついにトロテックのレーザー加工機を購入しました。その最大のきっかけは「ものづくり補助金」です。私はこの制度を全く知らなかったのですが、地元の銀行から勧められてやっと重い腰を上げることができたのです。加えて一昨年前に現在の事務所に引っ越し、機械を置けるスペースが作れるようになったのも理由の一つです。

ものづくり助成金の申請は本当に大変でした。金額に関係なく、申請に要する時間がものすごく必要なので、100万や200万円の申請ならやらない方がよいと思います。申請後は担当者が毎年帳簿をチェックしに来ますが、結果的にこの補助金で導入費用の約6割をカバーすることができました。

なぜCO2レーザーとファイバーレーザーを搭載したflexxモデルに?

【松田社長】

flexx(フレックス)は最初から決めていました。だってそれが売りじゃないですか、トロテックの。シームレスに使えるっていうのが売りでしょ?実は小型機で問い合わせた後、色々調べて欲が出てきたんです。

もちろん他社の機械もウェブで調べて比較しました。でもトロテックはCO2とファイバーが両方搭載されている。そこが決め手でした。

ファイバーは金属に加工できる。石に限らず、金属やガラスにも彫刻を考えていたので、2台分の設置スペースが1台分で済みます。

やはりこのflexxモデルは、どちらも試せるのがいいですね。同じ石でもCO2とファイバーでは全然仕上りが違います。CO2の場合、加工しすぎると石が溶けて粒々になり、見た目にもよろしくない。塗装するにも凹凸ができるのでまだらになります。したがって、墓誌の彫刻には両方のレーザーを使用しています。墓誌にマスキングテープをして、先ずそのテープの彫刻部分をCO2で剥がします。そして、その上からファイバーで石を彫刻しています。

CO2レーザーとファイバーレーザーを、どのように使い分けていますか?

【松田社長】

CO2は、本当に加工できる材料が多いですね。何でも使えます。石はもちろん、アクリルも。今やろうとしているのは革です。革のキーホルダーを試作しています。

ファイバーレーザーは、ステンレスや鏡です。何回かテストして、写真をステンレスに彫刻しました。ステンレスは磨いた表面よりも、ザラザラで粗い方が彫刻に適しているのが分かりました。室内で見るとそんなに違いが分からないのですが、外に置くと見え方が全然違います。

鏡は素材としても興味深いです。鏡彫刻でガラス部分はCO2、下地鏡面部分はファイバーで彫刻できるので今後の商品開発に利用したいです。

石のレーザー加工で注意点はありますか?

【松田社長】

石は重さがネックですね。加工テーブルの荷重は、20㎏までなのでそんなに大きなものは置けないのです。

このモデルにしたのは70cm×45cmの大きさが置けるなと思って買ったのですが、石の重さがオーバーでした。

したがって、大きな墓石はサンドブラストで彫ります。でもサンドブラストとレーザーは、目的が全然違います。レーザーは、写真の彫刻とか、本当に繊細なモノができますが、サンドブラストでそのような加工は無理です。

導入から2年が経ちましたが、トロテックのマシンやサービスについては?

【松田社長】

満足しています。対応がきちんとしていますね。電話を掛ければすぐに応えてくれますので、大変助かっています。以前、ステンレスの写真加工をしている時にフィルターが詰まって、マシンが止まったんですよ。慌てて電話してすぐに対処方法を教えてもらいました。

マシンの機能も思った通りです。ただパラメーターを出すのが大変なので、全部控えておかないとわからなくなりますが、加工スピードや性能には問題なく満足しています。

レーザー加工機を活用した今後の活動は?

【松田社長】

墓石の周りに明かりがあると映えるので、熱に強く反らないアクリルを使って電球のシェードを作り、墓石を総合的にプロデュースしたいと思っています。

ミラー(鏡)の加工にもさらに挑戦したいと思っています。またアクリルや革でキーホルダーを作って、ちょっとした贈り物も考えています。

それからトロテックで販売開始した商材を使って、色々と加工してみたいですね。アクリルのGloss(グロス)は彫刻が良く出そうですし、また彫刻すると下の色がでる二層板は面白い材料だと思います。

(取材2018年11月)


石の彫刻にレーザー加工機を導入してみませんか?

レーザー加工機を使えば、御影石や大理石などの石材に職人技のような繊細な彫刻を施すことができます。さらにトロテックは、CO2レーザーとファイバーレーザーの2種類の発振器を1台に搭載したflexxモデルもご用意しています。2種類のレーザーを使い分ければ、さらに高品質な仕上りを追求することができます。

レーザー加工機の導入をご検討の方は、先ずはトロテック・レーザー・ジャパンにお問い合わせください。

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