美術品/伝統工芸品

レーザー彫刻

diy decoration laser cutter

美術品や伝統工芸品は、職人技を必要とし、一つひとつ手作りのため製作時間がかかり、一般的に高額な商品です。したがって、手頃なお土産品として、広く普及するには難しいビジネスでした。しかし、レーザー加工機を使えば、巧な技を必要とする繊細で複雑な彫刻やカットがスピーディに製作できます。

レーザー加工機を活用することで、伝統工芸品や美術品のレプリカなどを低コストで、しかも短納期で製作することができます。それによって、地域産業の活性化、伝統文化・技術の継承と普及、そして人材育成の発展につなげることができます。

トロテックの導入実績(国内)

美術工芸関連の企業:80社以上(団体、個人事業主含む)

レーザー加工に適した材料

  • アクリル、Plexiglas®(プレキシグラス)
  • 木材
  • フェルト
  • 布地
  • ろう(ワックス)
  • ガラス
  • 石材
  • ボール紙
  • セラミック
  • 大理石
  • 皮革
  • ベースメタル
  • プラスチック
  • ステンレス・スチール

サンプル



アプリケーション例

トロテックのレーザー加工機を使えば、単品でもシリーズ品にでも、オリジナルで個性的なデザインや伝統的な文様の装飾を付けて、価値の高い商品を製作できます。職人技がなくても、長年の伝統と革新的な技術を融合した作品が作れるでしょう。

  • グリーディングカード、メッセージカード
  • 商品券、ギフト券
  • 装飾品
  • ガーデニング用またはホーム用アクセサリー
  • 陶磁器
  • 衣服
  • ギフト品、贈呈品
  • ガラス玉
  • 木製またはアクリル製ペンダント
  • 木造家屋
  • 木像
  • キャンドルホルダー
  • ガーデン用の装飾品
  • フェルト製の装飾品
  • セラミック
  • デコレーション
  • 金銀製の宝飾品/ジュエリー
  • 工具
  • 時計
  • ガラスアート
textiles laser cut fashion design

美術品/伝統工芸品にレーザー加工機が使われる理由

  • 職人技に匹敵する細かい彫刻加工を再現
  • 加工プロセスは、1)グラフィックソフトでデザイン作成⇒2)データ出力⇒3)レーザー加工の3ステップ
  • 操作が簡単なので、納期を短縮して製作可能
  • 1台で幅広い材料をカット、彫刻、マーキング
  • レタリング、ロゴ、画像、そして写真の加工が可能
  • 高品質なカスタマイズやオリジナリティの製作がスピーディ
  • 伝統とレーザーテクノロジーを融合して、付加価値のある製品開発を実現
  • 地域産業の活性化、伝統文化・技術の継承と普及、そして人材育成の発展に貢献

レーザー加工するメリット

利益率の高い彫刻

  • 比較的コストがかかるオリジナルの彫刻も低コストで可能
  • オリジナル加工に低コストで対応できるので、追加サービスのよる利益の向上
  • トロテックのSpeedyシリーズは、最高加工速度3.55m/秒と加速度5G、市場で最速のレーザー加工機です。

非接触加工で、作業時間を短縮

  • レーザー加工は材料を器具で固定する必要がないので、準備が簡単で作業時間を短縮できます。
  • トロテックは、全てのレーザー加工に最適なスペックを提供するために、豊富な種類の加工テーブルをラインナップしています。

柔軟性に優れた加工

  • トロテックのSpeedy flexxシリーズは、1台のマシンにCO2とファイバーの2種類のレーザー光源を搭載しています。しかもレーザー光源を手動で交換せずに、PC上レーザーソフトの設定のみで一度にCO2とファイバーの両方を一度に加工できます。
  • アクリルやPlexiglas®、木、フェルト、布、紙、ガラス、石、ボール紙、セラミック、大理石、皮革、金属、プラスチック、ステンレスなど、素材の異なる複数の材料を1台のマシンで一度に加工することができます。

デジタル製作をシンプルに

  • CorelDrawやイラストレーターなどのグラフィックソフトウェアでデザインを製作し、印刷設定でレーザー加工機にデータを送信できます。
  • トロテックのJobControl(ジョブコントロール)®は、直感的に効率良く操作できるレーザーソフトウェアです。

卓越したツール

  • 「カット」「彫刻」「マーキング」が1台のレーザー加工機で可能です。
  • 従来の刃物を使用した彫刻機や切削器具とは異なり、レーザービームは、加工部品が材料と直接接触することがないので、材料に圧力や摩擦による抵抗がかかりません。
  • 加工素材に合わせて新しい部品の交換が不要です。
  • トロテックのレーザー加工機は、高品質の光学部品を採用し、安定したレーザービームを生成しています。

一貫性のある高品質な加工

  • 使用する材料や実際に加工したデザインデータの情報は、トロテックのJobControl(ジョブコントロール)®レーザーソフトウェアの「材料データベース」に保存できます。
    繰り返し加工でも一貫性のあるクオリティを保持できます。加工後の処理も簡単です。
  • トロテックのJobControl®レーザーソフトウェアには、材料毎にパラメーターを設定管理できる「材料データベース」機能がります。。基本的な材料のパラメーターは、プレインストール済みです。そのパラメーターをカスタマイズしたり、新しい材料のパラメーターを新規作成して保存することができます。

加工時間の表示で作業工程の管理スケジュールが可能

  • トロテックのJobControl®レーザーソフトウェアには、パラメーター設定したカットや彫刻の処理時間を計算し、一つのジョブにかかるレーザー加工の合計時間を表示する機能があります。
  • この機能によって、加工を始める前に彫刻とカットにかかる時間を算出できるので、作業工程の作成や調整、加工処理コストの計算が容易にできます。
  • さらに、JobControlソフトウェアは完了したジョブを記録することができるので、従来と比較した計算も簡単です。

トロテック・ユーザー ~ お客様の声 ~

北海道平取町が「伝統的工芸品」に指定されたアイヌ工芸品をレーザー彫刻機で再現し、お手頃な商品を開発

【導入モデル】Trotec Speedy 400 flexx レーザー加工機

「もっと安くアイヌ文様が施された何か商品があると、それを皆さんに買っていってもらって、その買ってもらったアイヌ文様の素晴らしさに気づいていただければ、本物の手作りの伝統的工芸品に関心が誘導されるのではないかという、こんな声が出てくるわけです。(そこで)プリントやいろいろな機械加工品を外注して作るのではなくて、全て地元で作りたいということで、『オール・メイド・イン平取』で開発を進めることにしました。機械加工にレーザー彫刻機を使ったらどうだろうということです。そこでアイヌ文様のデジタル化の作業が始まります。デザインができ、レーザー彫刻もありということで、どんどん作ってきました」

事例紹介セミナー「北海道平取町」より
(講演者:平取町地域活性化協議会 実践支援員リーダー 大石 英司

※セミナーの内容は、事例紹介セミナー「北海道平取町」をご覧ください。


美術品/伝統工芸品をレーザー加工するためのヒント

CO2レーザーでも金属を彫刻できますか?

CO2レーザーで金属を彫刻・マーキングするには、加工前の材料にレーザー用の金属マーキング剤、または特殊ペーストかスプレーを塗らなければなりません。さらに加工後は、これらマーキング剤の残存物を洗い落す必要があります。また、レーザーパワーには多くのエネルギーが必要になるので、比較的遅い速度のパラメーターに設定します。この加工方法でコントラストが上手く表現される金属もありますが、すべての金属がこれらのマーキング剤に適しているわけではありません。CO2レーザーによるマーキング剤を使用した金属の加工は、ある程度コストと時間がかかります。

一方、ファイバーレーザーを使用すれば、マーキング剤を使用せず、直接、金属にマーキングすることができます。加工の種類も単なる彫刻やマーキングだけでなく、アニーリング(焼きなまし)や表面溶解も行えます。さらにトロテックは、金属加工に適した「ファイバーレーザー」と木材やアクリルに適した「CO2レーザー」を1台に統合したflexx(フレックス)モデルを提供しています。このflexxモデルは、レーザー光源やレンズを手動で交換しなくても、レーザーソフトウェア上の操作で両方の光源を使用できます。しかも、マシンを止めることなく1つのプロセスで、両光源による加工が可能です。トロテックのflexxモデルは、金属から木材やアクリルまで、様々な看板の材料と高精度の仕様に対応できるレーザー加工機です。

・flexx機能について、詳しくはこちら

どのような材料でも同じような仕上りにレーザー加工できますか?

材料の材質や成分によってレーザー加工による仕上りは異なります。例えば、布では合成繊維の方がオーガニックの繊維よりもレーザー加工によく反応します。合成繊維にはプラスチックやポリエステルが含まれていることが多いので、レーザー加工機で裁断するとレーザー光がこれらの化学繊維を溶かし、ほつれのない裁断ができます。一方、綿や麻などのオーガニックをレーザーで裁断すると、カットラインが茶色に変色します。この反応は木材のレーザー加工と類似しています。茶色への変色は、レンズやパラメーターの調整、さらにエアアシストの使用等で部分的に抑えることができます。

レーザー加工で、木材は燃えますか?

はい。加工中、木材はレーザー光で燃焼しています。木材が燃焼することによって、濃淡を表現した彫刻や焦げ目を活かしたアウトライン・カットができます。トロテックのレーザー加工機なら、正しい光学レンズの選択と正確な焦点位置、適切なパラメーターの設定、そしてエアアシスト機能の活用で、木目や木の風合いを活かしたクオリティの高い美しい仕上がりの木製品が作れます。

木材の加工はレーザー光で燃焼するため煙が発生します。木材の煙は、Atmos集塵脱臭装置で吸引してください。Atmos集塵脱臭装置は煙だけでなく、木ヤニや粉塵も吸引するので、効果的なカットと彫刻の加工処理が実行できます。その結果、仕上りの品質も良くなり、レーザー加工機本体の耐用年数も延ばすことができます。

アクリルのレーザー加工は?

アクリル(またはアクリル樹脂)は、プラスチック素材の一つです。レーザー加工機で、カット、彫刻、マーキングが施せます。アクリルには、製造製法の異なる「キャスト材(gs)」と「押し出し材(ex)」があります。一般的にどちらもよくレーザー加工の材料として使われています。

キャスト材はカラーバリエーションが多く、レーザー彫刻すると美しくマットな仕上りになります。例えば、透明なキャスト材を彫刻すると白く仕上ります。また熱に強く切断性に優れているので、カット面もとても綺麗です。特に透明なキャスト材をカットすると滑らかでクリスタルクリアな断面に切れます。但し、かなり高品質な断面の仕上りを求めるには、速度を落としてカットし、1回のカットで最小10W/材料の厚さ(mm)のレーザー出力をお薦めします。押し出し材は、柔らかく曲げ加工に優れている特徴があります。低いレーザー出力でカットできますが小さなバリできます。

アクリルのレーザー加工ではガスが発生します。効率よくガスが除去されないと発火することがあります。したがって、必ず高性能な集塵脱臭装置を利用し、レーザー加工機でアクリルを加工中は、絶対にマシンから離れないで作業してください。


トロテックの推奨モデル