革のブレスレット

オリジナルのデザイン模様を施したブレスレットは、オーダーメードギフトやお土産品にぴったりです。トロテックは、レーザー加工機のカットと彫刻のレーザー技術を使って、本革と合皮からつくるブレスレット(リストバンド/バングル)を3個ご紹介します。デザインは大きく分けて2種類です。矢をパターン化したデザインと木の写真をラインアートに変換したデザインです。デザインデータはもちろん、レーザー加工のパラメーターデータもダウンロードできるので、材料を用意すれば今すぐ簡単に作れます。

皮のブレスレット

準備

材料
  • 天然皮革
  • 合成皮革
  • スナップボタン/ホック  
    (ブレスレットを留めるもの)
  • 皮ひも(ワックス済み)
  • マスキングテープ
使用機種
  • Speedy 300、80W、1.5インチレンズ
  • アクセサリー:ハニカムカッティングテーブル

ステップ・バイ・ステップ

Corel DRAWのビットマップ変換
ステップ 1

1. 合皮のブレスレット(木の写真をレーザー彫刻)- ステップ1:写真のデザイン化

本ページ下部のPDFテンプレートをデザインソフト(Corel DRAW)で開きます。または、彫刻したい写真を用意します。本ページのデザインデータは既にレーザー加工用にデータ変換済みですが、ご自分で用意した写真を彫刻したい場合は、写真をラインアートグラフィックに変換します。

Corel DRAWでの変換方法は、先ずメニューバーの「ビットマップ → モード → モノクロ」の順に選びます。次にダイアログ・ボックスがポップアップ表示されますので、変換方法で「ライン アート」を選んでOKを押します。
※上記のスクリーンショットは、英語版のCorel DRAWです。

「写真のレーザー彫刻」について詳しい資料は、下記PDFをご覧ください。
Photo Engraving Tips & Tricks (英語版)

皮のブレスレット
ステップ 2

ステップ2:レーザー加工

仕上りをよくするために、加工テーブルにハニカムカッティングテーブルを用意します。次に材料の合皮を加工テーブルにセットします。曲がったり、しなったりしないように、革をマスキングテープで固定します。

80W、1.5インチレンズのSpeedy 300レーザー加工機の場合、次のパラメーターになります。

<パラメーター設定>
【彫刻】 パワー: 23%、スピード: 30%、周波数: 500 ppi、Air Assist: On、High Quality: On
【カット】 パワー: 20%、スピード: 2%、周波数: 1,000 Hz、Air Assist: On

<ヒント>
本ページのJobControlパラメーターデータをインポートすると便利です。インポートの際は、ファイル名を変更して保存してください。JobControlにパラメーターデータをインポートする方法について、詳しくは下記のページをご覧ください。

JobControlパラメーターデータのインポート方法

スナップボタンaux-leather.jpg
ステップ 3

ステップ3:仕上げ

レーザー加工が終了したら、乾いた柔らかい布か、水で軽く濡らした布で合皮を拭いてカスを取ります。最後にレーザーカットで開けた両サイドの穴にスナップボタンをつけて完成です。

※濡らした布で拭く場合は、合皮が変色や色落ちをしないか、先ず端材の部分で試してみることをお奨めします。

合皮に木の写真をレーザー彫刻したブレスレット
ステップ 4

2. 本革のブレスレット(矢の模様をレーザー彫刻)- ステップ4:模様のデザイン

本ページ下部のPDFテンプレートをCorel DRAWなどのデザインソフトで開きます。ご自分で幾何学模様や花模様をデザインしてもよいでしょう。

engraved leather bracelet
ステップ 5

ステップ5:レーザー加工

材料の革をレーザー加工機にセットします。合皮と同様に、加工テーブルにはハニカムカッティングテーブルを使用し、マスキングテープで材料を固定します。

<パラメーター設定>

【彫刻】(矢:黒) パワー: 25%、スピード: 28%、周波数: 500 ppi、Air Assist: ON、Advanced: High Quality
【カット】(矢:赤) パワー: 7.5%、スピード: 0.5%、周波数: 1,000 Hz、Air Assist: ON
【カット】(アウトライン:青) パワー: 8.5%、スピード: 0.8%、周波数: 1,000 Hz、Air Assist: ON

本革のブレスレットと合皮のリストバンド
ステップ 6

ステップ6:仕上げ

レーザー加工が終了したら、乾いた柔らかい布か、水で軽く濡らした布で加工カスを拭き取り、革の表面をきれいにします。天然素材の仕上げには、洗剤を使用したクリーニングはお奨めしません。強力な洗剤の場合、革がカピカピに乾燥して硬くなったり、シミができる可能性があります。洗剤を使用する場合は、端材でテストしてからご利用ください。水で濡らした布の場合も変色やシミになる可能性がありますので、同様に端材でテストしてからレーザー加工した革を拭いてください。

最後に皮ひもをレーザーカットした穴に通して、ひもを結んでブレスレットの完成です。

革のレーザー加工方法について、詳しくは下記ページをご覧ください。

革をレーザー加工するヒント

Speedyシリーズ
名入れに最適なレーザー加工機です。

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